サガン鳥栖 1-0 鹿島アントラーズ
☆スタメン☆
GK | 21 | 曽ケ端 準 |
DF | 22 | 西 大伍 |
DF | 17 | ブエノ |
DF | 3 | 昌子 源 |
DF | 16 | 山本 脩斗 |
MF | 10 | 柴崎 岳 |
MF | 6 | 永木 亮太 |
MF | 25 | 遠藤 康 |
MF | 8 | 土居 聖真 |
FW | 18 | 赤崎 秀平 |
FW | 33 | 金崎 夢生 |
★サブ★
GK | 29 | 川俣 慎一郎 |
DF | 14 | ファン ソッコ |
DF | 24 | 伊東 幸敏 |
MF | 13 | 中村 充孝 |
MF | 32 | 杉本 太郎 |
MF | 34 | 鈴木 優磨 |
MF | 40 | 小笠原 満男 |
□交代□
46分 | 赤崎 秀平 → 中村 充孝 |
67分 | 西 大伍 → 伊東 幸敏 |
85分 | 金崎 夢生 → 鈴木 優磨 |
鹿島、1点が返せず。今季初の連敗。
前節、ホームのカシマでライバル浦和に1-2と逆転負けを喫し再起を図った今節だったが、相手エースの一撃を返せず、0-1と完封負け。今季リーグ戦初の連敗を喫した。
前節のホーム浦和戦から最終ラインにブエノ、中盤に永木、そして前線に赤崎を入れ替えて臨んだ鹿島だったが、序盤は鳥栖と激しいプレッシングのかけ合いを見せ、アグレッシブな試合展開となる。
早い時間帯での先制を狙ったのか、鹿島は徐々に前がかりになり鳥栖のカウンターを受ける場面も目立つようになってくる。そして20分、鎌田のヘディングシュートがクロスバーに当たったところを豊田に詰められ、先制点を献上してしまった。
この後、反撃する鹿島だったが最大のチャンスは、37分。左CKからキッカーの柴崎が上げたボールを金崎がうまくへディグシュートに持ち込んだ。これが決まったかと思われたがゴールライン上で相手選手にクリアされる。しかしそのこぼれ球を遠藤が強烈な左足シュート。相手選手のハンドを誘ったかに見えたこのシュートも結局クリアされ、最後に赤崎が放ったシュートも相手選手に当たり、この試合最大のチャンスを逃してしまった。
後半に入ると、石井監督は赤崎に代え、中村を入れ、攻撃の活性化を図った。中村は再三チャンスを演出するが、全体的に前がかりになったところをまたしても鳥栖にカウンターされるという、ドタバタする展開が続いた。
そして交代出場の伊東、鈴木もいい動きを見せるが、鳥栖の堅守を崩すところまではいかなかった。結局、0-1の完封負け。前節に続き、鹿島にとっては手痛い一敗となった。優勝を争うライバルの川崎F、浦和は順当に勝ち点3を積み重ねた。1stステージでの連動感から、2ndステージに入り、その連動がどこかちぐはぐだ。これ以上崩れないよう、しっかりと修正しなければいけない。もう一度、立ち上がろう。
監督コメント
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日も遠くまで多くのサポーターの方が来てくださったにもかかわらず、勝利という結果を見せることができず本当に残念。攻めていたが、早い時間帯に相手の特長の1つである、精度の高いクロスから失点してしまった。それが試合のポイントだったと思う。それ以降もボールを保持して攻めることができたが、鳥栖の中央が堅い守備を崩すためにワイドにいければ良かったが、そこを中に中に行ってしまった。後半は比較的サイドから行く形ができたし、選手たちもそれを徹底する気持ちが出ていた。ただゴールまでには届かなかった。またレフェリーにもお願いしたが、相手のゴールキックの場面でかなりの時間を取られた。できるだけボールがピッチ内にある時間を増やしてエキサイティングな展開にしないと、サッカーファンにも喜ばれない。もう少し早い段階で注意を促してもらえれば良かった。そこは残念。
Q 伊東の起用の意図は?
A 徹底的にサイドから崩したかったので、ユキを入れてオーバーラップからのクロスを期待して入れた。
Q 現在の課題は?
A 連敗したことと失点数の多さは早急に解決策を見出さなければいけない。
【中村 充孝】
決めないといけない。スルーパスは2本くらいあったが、攻撃のリズムが変わったとは思えない。途中で出た選手がもっと下りてプレーすれば、相手を苦しめることが出来たと思う。
【土居 聖真】
チャンスは作れていたが、焦りというよりも常に余裕なくプレーしている。急ぎ過ぎて、プレーが雑にならないようにしていたが、最後の部分で決めきれなかった。もっと貪欲にシュートを増やしていかないといけない。
【山本 脩斗】
ゴールシーンはみんな、止まってしまった。自分のところでしっかり対応できていれば問題なかった。連敗だが、切り替えてやっていくしかない。
【赤崎 秀平】
内容が良くなかった。押し込むシーンがなかったと思う。競り合いで負けたという訳でなく、狙った形が作れなかった。守備が試合を通してはまっていないが、それは守備陣だけの責任ではない。自分もどんな状況であろうと、応援に来てくれた人のためにも点を取らないといけない。
【昌子 源】
ブエノが足を痛めてから、ピッチ全部を守りたいという気持ちだった。鳥栖は引いているけど、それは見せかけ。カウンターのスピードは速かった。最近の失点はクリアが中途半端だったりするので、次の試合にいかさないといけない。もう一度、全部、見直していく必要がある。1stステージのように後ろが無失点で抑えれば負けることはない。いい応援に応えることが出来なかった。1stステージ王者にふさわしくないチームになってきている。
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まあまあまあ…。
私は試合を視聴できない時は「超鹿島アントラーズ掲示板」で状況を把握しているのですが、あまりにも西を酷評しているのでどんなもんか見ていましたけど、それほど問題視することでもないのかなと思います。
なぜかというと西の軽いプレーは昔からですから。そんなに驚くことでもないし、今更騒ぐことでもないのかなと。今まで助けられてきた回数のほうがはるかに多いですしね。ただSBに交代枠を消費したのは勿体ない。
問題はそこではないです。
今節、鳥栖は鹿島の守備形態をまるまる真似したように思います。すなわち守備のミラーゲームを仕掛けてきました。前線から猛プレスでコースを限定させ2列目、3列目で潰す戦い方です。
これは鹿島が1stステージで見事に機能させて相手の自由を奪うことに成功した為に、それを研究されて対策されました。
さてそこでどうでるかが重要なのですが、そこがうまく対処できなかったように思います。
本来ならばFWがサイドに流れて空いたスペースに追い越す動きを加えて相手陣形を崩すのがベターなのですが、両SBがウイング並みの位置取りをしていたこともあって、ややこしくなっていたように思います。最初から高い位置取りだったからこそ、普段より数倍プレスが厳しく西のボールロストに繋がった要因でもあります。
そして酷暑のせいもあり、そのSBの戻りが悪くCBへの負担が極限でした。まさに悪循環。
前線は5トップでスペースが無くて2CBと1ボランチの3枚で守備するスタイルは難しいですよね。
ここでもう一つ「隠れ問題」が重なっていました。
それは永木の配給のテンポの悪さです。
先制を奪われ引いてくる相手の陣形を崩す為に前線では多くのアクションを起こす必要がありますが、そこで生まれた「隙間」をテンポよく突く必要があり、タイミングを逃せば隙間は埋まり疲労しか残りません。
鹿島の前線は頭を使って良く動いていたと私は評価したいし、やろうとしたい意思は伝わってきましたが、そこにいいボールを供給しないと鹿島のサッカーは成り立ちません。
柴崎は果敢に前線へ鋭いボールを供給しておりチャレンジしていた事は明らかでした。
永木は守備への負担が大きかった事もあり、縦への配給は殆どなく、ポジショニングすら低すぎたように感じました。ワンタッチでサイドチェンジや縦パス、ワンツーなどでロングシュートをもっと積極的に打たないと。永木にはそれが出来るはず。
配給が柴崎一人になってしなうと相手は格段に守備がしやすくなります。
この甲府戦、浦和戦、鳥栖戦で【1st王者・鹿島】対策は構築され施策され有効性が認められました。
すなわち今後は全チームが似たような対策を施してくることが予想され、鹿島はこの対策を乗り越えなくてはいけません。
常勝と言われた鹿島の勝負強さ、それは相手の対策を攻略する臨機応変さ、セットプレーでの得点、ヘディング(クリア)をパスする技術などですが、それらを会得する段階に来たと思います。
とは言え、山本のボカーンシュート、金崎の枠外シュート、中村の枠外シュート、これだけで3点分。ハンドを見逃されたとは言え、それは言い訳は出来ません。
対策されてこそ鹿島、全クラブから狙われるクラブこそ鹿島、それを攻略してこそ鹿島なのです。
ここから更に強くなるでしょう!!期待しています。
~PS~
浦和戦でのミス、鎌田のヘディングに触れない、曽ヶ端はもう厳しいですね。そのくせ審判にオフサイドをアピールするのは見苦しいので止めてもらいたいです。
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