みなさん、こんにちは。いや、こんばんは。
長らくブログアップせずに御免なさい。
2017シーズンのショックがあまりにも大きすぎて、書くことができませんでした。

でもでも2018年のシーズンも始まり、心機一転書こうと思っていたACL初戦の上海申花戦を見て曽ヶ端の凡ミスでまたストップしてしまい、続く水原三星戦は気分が良かったものの、平日で更新する暇が無く迎えた日曜のJリーグ開幕戦。

鬼門のアイスタ、清水エスパルス。

簡単に勝てないとは分かっていました。
開幕戦、清水のホーム、相手は鹿島アントラーズ、清水が奮発する条件は整っているからです。

さてだいぶ時間がたってしまいましたけど、試合内容を振り返ってみましょう。


2018明治安田生命J1リーグ 第1節
2018年02月25日(日)

清水エスパルス 0-0 鹿島アントラーズ

☆スタメン☆
GK1クォン スンテ
DF2内田 篤人
DF5植田 直通
DF3昌子 源
DF32安西 幸輝
MF20三竿 健斗
MF4レオ シルバ
MF25遠藤 康
MF30安部 裕葵
FW9鈴木 優磨
FW10金崎 夢生

★サブ★
GK21曽ケ端 準
DF39犬飼 智也
DF16山本 脩斗
MF40小笠原 満男
MF6永木 亮太
MF8土居 聖真
FW7ペドロ ジュニオール

□交代□
67分安部 裕葵 → 山本 脩斗
76分遠藤 康 → 土居 聖真
84分内田 篤人 → ペドロ ジュニオール


マッチレビュー
明治安田J1 第1節

鹿島、J1開幕戦は勝ち点1。アウェイで清水とスコアレスドロー。

ついに2018シーズンのJ1リーグが幕を開けた。第1節の相手は清水エスパルス。水原三星戦に続いて敵地に乗り込んだ鹿島は0-0で迎えた後半、3選手を交代して必死に攻撃を仕掛けたものの、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。開幕戦はスコアレスドロー、勝ち点1という結果に終わった。

J1に先駆けて開幕を迎えたAFCチャンピオンズリーグで、鹿島はすでにグループステージ2試合を戦った。2月14日の上海申花戦、1-1。そして4日前、水原三星とのアウェイゲームでは2-1と今季初白星。気温が氷点下にまで落ち込んだ極寒の夜、背番号10を継承した金崎が2得点を挙げて勝利へ導いた。昨年10月25日の天皇杯・神戸戦以来の公式戦出場となったクォン スンテも、起死回生のPKストップでチームを救ってみせた。

3度目の遠征となった水原で初めて掴み取った3ポイントとともに、チームは翌22日に帰国した。中3日でアウェイ連戦に臨むスケジュールで、ついにJ1開幕を迎える。選手たちは帰国早々、午後練習を実施してコンディション調整に努めた。虎視眈々と出場機会を狙う面々もまた、実戦形式のトレーニングで己の存在をアピールすべく、激しいマッチアップを連発している。

指揮官は言う。「試合に出ていないメンバーも含めて、皆のコンディションが良い。すごく良い目をしている。選手を選ぶのは自分の責任だが、良い意味で迷わせてくれる」と。切磋琢磨を繰り返し、チームは来たるべきJ1開幕戦へと照準を合わせた。切磋琢磨を繰り返しながらタイトなスケジュールへ立ち向かうこととなるが、それはACLを戦う日常においては当然のもの。新加入ながら先発の座を射止め、左右のサイドバックとして高水準のパフォーマンスを披露し続けている安西は「スタメンは全選手が狙っている。毎試合が勝負で、結果を出したい」と決意に満ちた表情で語っていた。

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前日練習ではセットプレーの確認を入念に行った選手たち。わずかな準備期間で集中力を高め、開幕戦の舞台・清水へと向かった。大岩監督は「リーグとACLは違う。新たなスタートダッシュをするために、『しっかりと切り替えて試合に入っていこう』」とミーティングで語りかけたという。2010年以来のJ1復帰戦を地元で戦うこととなった内田もまた、「スタートダッシュは重要だと思う」と口を揃えて勝利を誓っていた。

指揮官が指名した先発メンバー11人は、水原三星戦から1名の変更となった。内田がJ1復帰戦のピッチに立ち、右サイドバックで先発出場。安西が左サイドへ回り、植田と昌子がセンターバックコンビを組む。GKは昨年7月以来のリーグ戦出場となるクォン スンテ、中盤は三竿健斗とレオ シルバがボランチを務め、2列目には遠藤と安部が入る。そして2トップは金崎と鈴木のコンビとなった。またベンチには、GKの曽ケ端、古巣との対戦となった犬飼、山本、永木、小笠原、土居、ペドロ ジュニオールが座る。
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新たなシーズンを迎えた高揚感、そして勝利とタイトル奪回への決意を胸に、背番号12が続々とスタジアムへ足を運んだ。青空に恵まれた日本平、ビジタースタンドはアントラーズレッドの情熱で埋め尽くされた。ホーム側を凌駕する熱量が大きなチームコールとなって常緑のピッチへ降り注がれる。フットボールのある週末が、ついに帰ってきた――。ボルテージが最高潮に高まる中、13時3分に2018シーズンの幕を開けるホイッスルが鳴り響いた。

鹿島は開始早々から鈴木が労を惜しまないプレスを敢行し、金崎とともに得点への意欲を示していく。4分には安西と安部、金崎が絡んだパス交換から敵陣左サイド深くまで進出し、中盤を経由して最終ラインから前線へフィードが飛ぶ。ペナルティーエリア内で反応した遠藤が競り合い、こぼれ球に安部が反応。左足ボレーでファーストシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。それでも2年目にしてJ1開幕先発の座を射止めた19歳は「前半に様子を見ていると上海申花戦のような展開になる」との言葉通り、積極的にゴールを狙う意識を体現してみせた。

続く9分には、清水のビルドアップに対して鈴木がプレスをかける。バックパスに反応して猛然と追うと、相手GKのキックを足に当てた。ボールは枠の左へ逸れたが、一瞬の隙をも逃さないゴールハンターの本能が、チームの推進力となっていた。
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だが、10分経過後は次第に清水がボールポゼッション率を高める展開となった。鹿島は自陣でのボールロストやパスミスが増え、押し込まれる時間が続いていく。12分にはペナルティーエリア内での混戦からセカンドボールを拾われ、ミドルシュートでゴールを襲われた。右ポストに助けられて事なきを得たが、13分にも不用意なボールロストからカウンターのピンチを招くなど、不安定な試合運びが続いてしまった。
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清水に主導権を握られながらも、失点を喫することなく時計の針を進めていた鹿島。26分には右CKから惜しい場面を作り出し、29分には安西が鋭い突破で敵陣深くまで進出するなど、少しずつ攻勢に転じ始めた。だが、30分経過後も思うように試合をコントロールできない。34分にもペナルティーエリア内の至近距離からシュートを打たれるなど、ピンチを迎えてしまった。
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そして40分、左サイドから上げられたクロスに反応したレオが相手との競り合いでファウル。清水にPKが与えられた。敵地での開幕戦、悪いなりにも耐えていた中で直面した絶体絶命のピンチ。しかし、鹿島にはゴールマウスに立ちはだかる守護神がいる。タイミングを外すためのフェイント、そして助走からクリスランが放ったシュート。グラウンダーの一撃が鹿島を襲う。しかし、背番号1はシュートコースを完全に読んでいた。まるで磁石のように、ボールはスンテの手中へと収まった。2試合連続のPKストップ。渾身のビッグプレーで、鹿島は前半をスコアレスで終えることに成功した。
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不甲斐なき45分を経て、迎えたハーフタイム。大岩監督は選手たちに檄を飛ばした。「球際やセカンドボールの攻防で負けている」。健斗は「特に前半は相手の方が上回っていたし、言われる前に自分たちでやらないといけない」と反省の弁を述べている。
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「優勝への思いを込めたプレーをしろ」と送り出された選手たちは、清水ゴールを目指して猛攻を仕掛けた。まずは47分、遠藤の直接FK。枠を捉えたものの、相手GKに阻まれてしまった。56分には敵陣右サイド深くでボールを持った鈴木がタイミングを計ってクロスを送ったが、ファーサイドで待っていた安西の前でクリアされた。両サイドバックが高い位置を取り、果敢な突破とパス交換からチャンスを作り出していったものの、なかなか均衡を破ることができない。
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大岩監督は67分、山本をピッチへ送り出す。鋭い突破でアクセントとなっていた安西を左サイドハーフへ上げるポジションチェンジで打開を図った。それでも決定機を作るには至らず、76分には土居を投入。背番号8にゴールへの希望を託した。さらに84分には内田を下げてペドロを前線に送り出す。金崎、鈴木とともに3トップを形成し、攻撃の人数を増やして清水ゴールを目指した。
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だが、歓喜の瞬間が訪れることはなかった。87分に鈴木が放ったヘディングシュートは相手GKの正面を突き、4分と表示されたアディショナルタイムも失意のため息が繰り返された。0-0。開幕戦はスコアレスドロー、勝ち点1を得るにとどまった。
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次戦は1週間後、J1第2節のG大阪戦だ。ホーム開幕戦、聖地で勝ち点3を掴み取るために。まずは明日、東京ユナイテッドFCとの練習試合から準備が始まる。



監督コメント
[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
全体を通して非常にタフなゲームだった。前半は非常に悪い形で入ってしまった。後半は何とか修正したが、勝ち点3を取りに来た試合だったので 残念。ホーム開幕戦に向けてしっかりと準備をしていきたい。

Q.水原三星戦と同様、前半から押し込まれる展開だった。問題点や課題は? 
A.要因はいろいろとあると思うが、大前提として「自分たちの気持ちの問題だ」とハーフタイムに厳しく言った。前半はある程度は想定内だったが、清水のアグレッシブさが上回った。気持ちの持ち方によって、あのような前半になってしまったと感じている。


選手コメント
[試合後]
【クォン スンテ】
良いトレーニングを積むことができていて、PKを止めるという強い気持ちを持っていた。清水はホーム開幕戦で勝ちたいという思いが強かったと思う。いつものコースへ蹴ると予想して跳んだ。次は必ず勝てるように、準備をしていきたい。

【内田 篤人】
清水は長身の選手を前線に置いて、やることがはっきりしていた。そんな中、特に前半は自分たちでリズムを作ることができなかった。久しぶりのJリーグだったけど、周りとコミュニケーションを取りながらいつも通りやろうと思っていた。

【遠藤 康】
結果が全て。前半はミスでリズムを崩してしまったし、それが今の自分たちの課題だと思う。もっとやれるし、やらないといけないチーム。みんなで修正していかないといけない。

【安西 幸輝】
3つのポジションをやった中、自分の良さを出せたところもあれば、精度に課題が残った部分もあった。スンテがPKを止めてくれて引き分けになったけど、反省する点が多い試合だと思う。チャンスを作れていても決め切ることができていない。結果を出さないといけない。

【三竿 健斗】
特に前半はボールを奪ってからミスをすることが多かった。球際やセカンドボールの攻防で相手の方が上回っていた。守備陣は「無失点で行こう」という話をずっとしていた。次は必ず勝ちたい。

【安部 裕葵】
コンディションの影響はなかった。自分のレベルが根本的に足りていないので、もっと上げていかないといけない。自分がスタメンで出た3試合で1勝2分という結果。実力不足だと思う。

ハイライト↓

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さてまず、事前にコミットしたい事があります。
それは今節勝っていたとしても納得のいかない事があることです。

それは選手の起用法。

上海申花戦、水原三星戦から続けて三竿・レオシルバのボランチコンビを貫き通しましたね。
はたしてそれはポジティブに作用したのでしょうか。

昨年終盤の失速時、最も必要だったのは小笠原の戦術眼や経験だったと私は思っております。せめて2週間の間が空いたあとの柏戦では絶対に小笠原を起用し、浮き足立つリーグ終盤の締めくくり方を見せるべきだったと未だに思っています。

それでも三竿・レオのコンビにこだわった大岩監督。
最終的には監督に選択権がありますしスタメンは尊重しますが、その采配の延長線上で得たものは優勝でしたか?惜敗でしたか?

そこから何を学んだのでしょうか。本当にそのコンビ以外は選択肢が無かったのでしょうか。
では2018年度の目標はなんでしょうか。2017年と同じことをしていて「足りなかった」事は成し得ることができるのでしょうか。
レオに代わり小笠原や永木を起用しない理由が私には分かりません。

レオは水原戦は球離れが良く、非常にポジティブに見えましたが清水戦のように球離れが悪くなるとテンポブレイカーになるだけなんです。そして年齢から来るものなのか、初動が遅れてきている。
また三竿にも言える事なのですが、鹿島のボランチは「長短のパス」「奪取からのカウンター」が出来ないと務まらないと思っています。
三竿もレオもその能力がまだ低いですね。だからボランチからの展開・崩しが影を潜めているように私には見えます。

ボランチが変われば得点率向上にも影響すると思いますよ。
少なくとも私は永木の成長を見たいです。


まあ相当監督批判してしまいましたが、ほかにも疑問に思う事が多々あります。
・PJの扱い方
・サイドバックの起用方法
・フォーメーション
・ローテーション
などなどです。

これからリーグやACLが進む中で徐々に持論を展開していきたいと思います。
今年皆様、も宜しくお願いいたします!!


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